「橋本の物理」22まで終了。今回学んだ内容は「摩擦力」についてでした。
摩擦力とは、物体が動こうとする動きや運動を継続しようとする動きを抑制する、ブレーキのような存在です。
摩擦力には概念として2つあって、物体が静止しているときに、物体が動き出そうとする力とは逆側にかかる力を静止摩擦力といい、すでに運動している物体の、運動方向とは逆向きにかかる力を動摩擦力といいます。
ただし、静止摩擦力か動摩擦力か判断する場合、「物体自体が動いているか、止まっているか」で考えると間違えやすいので、「接触する物体同士の面が、もう一方の物体に対して動いているか、それとも一体になって動いているか」で判断するとよいことを学びました。
私が学んだのは基礎部分ですが、これがレーザープリンターの仕組みではどこに関係してくるのか、を考えてみました。
基本、動きがあるところには摩擦が生まれると思うので、動きがある部分を抜き出すと、
- ポリゴンミラーおよびポリゴンモータ
- 感光体ドラム
- 現象ローラ(トナー関係)
- 用紙給紙・搬送ローラ
- 定着ローラ(加圧・ヒート)
このあたりが関係してきそうだと思いました。
AIに聞くともう一つ上げていました。
- 感光体ドラムとクリーニングブレード(不要トナーの除去)
このうち一番やりたかった主走査の部分(ポリゴンモータ)は、まだ物理で電気や磁力について学んでいないので今回深堀りするのはやめました。
トナー関係も面白そうですが、粉体系を学ぶと膨大そうです…
一番イメージしやすそうな用紙ローラ関係で特許を当たってみることにしました。
プリンターの給紙トレイには何枚もの紙束が入っていますよね。そこから一番上の一枚だけを取り出して画像形成部に送り出すのは、どのような仕組みになっているのか。
軽く調べただけでも「捌き台」や「分離ローラ」「分離パッド」など、用途は恐らく同じだけれど違うパーツがいくつか出てきます。
摩擦係数の違いをうまく使って紙送りしていることも載っていました。2種類の物体間で摩擦係数が違うとどういう現象が起きるのか?
用紙搬送中の課題として、重送や紙詰まり、空送りが挙げられるようだが、それを解決するにはどのような技法があるのか?
プリンターを学習分野の一つに設定してよかったと思います。プリンターは多岐の分野にわたる技術の宝庫です。
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