1/12 「調べる技術 書く技術」を読んで

昨日は勉強時間40分ほど。子供の習い事の待ち時間に、佐藤優さんの「調べる技術 書く技術」(SB新書)を途中まで読んだので、本の内容・気付きなどをアウトプットしたいと思います。

目次

「知的生産力」の大切さ

本書の中で「知的生産力」という言葉がたくさん出てきます。

「知的生産力」とは、情報過多の今、その玉石混交の情報の中から正しい情報を調べて書くこと、または伝えることを指します。

これは何も作家や評論家だけが持っている特別な仕事スキルではなくて、磨けば誰にでもできるスキルだと言っています。そしてこの「知的生産力」があれば、これからくるAIの時代にも、AIに負けない人間的な価値を発揮し、生き残ることができるのです。

具体的には「付加価値をつける」ことです。

AIにできることは以下にまとめれます。

  • 調べればわかる情報の検出
  • 情報をもとにした分析
  • マニュアルの実行

もし仕事の上で人間らしい「付加価値」をつけずに、上記のようなAIでもできる仕事を淡々と行っているだけでは、いずれAIに淘汰されるか、AI以下の賃金で働く羽目になるでしょう。

そうならないためにも、分析はAIに任せて、そこに人間的な価値判断を加えて発信する必要があります。それは人間的な感覚だったり、発想力や、創造力、想像力など、自分オリジナルのアイデアなどを付加することになります。

これからの人間には、分析力ではなく、そういった総合力が必要とされるのです。

アウトプットのためのインプット

「知的生産力」とは要はアウトプットのことです。

そして良質なアウトプットをするためには、良質なインプットが必須です。

インプットには、

(1)理解力の土台を作るためのインプット

(2)目的意識をもって行うインプット

があり、

(1)は世の中の情報を取捨選択する力、または良質な情報がきたときに読み取る力に繋がっています。

この力を伸ばすには、高校の教科書レベルの知識・教養と、仕事の分野では大学の教科書レベルの知識・教養を勉強する必要があります。

今私がやっていることは、まさにこの部分ですね。

特許翻訳という仕事をする上で明細書を読んで理解することは必須なので(そうでないとただの”置換屋”になってしまう)、そのために高校・大学レベルの化学を勉強中なのです。

(2)は具体的なアウトプットをする際に必要となるインプットで、他者との差別化のため、自分のオリジナルを打ち出して生き残るための情報収集のことを指します。

みなと同じことをやっていても生き残れない時代です。著者もこう言っています。

『(作家・評論家として生計を立てていくためには)

いかにほかの人とは違う切り口、情報をもって発信するかが問われてくる』

ブログをやっている私にも同じことが言えます。

みなと同じことや、ただ調べただけの情報をのせたブログは誰にも見てもらえないでしょう。自分なりの付加価値をつけて発信しなければ意味がありません。しかも誰かに役に立つような…

そのようなブログを書けるように、今はブログを書く練習中です!

この書く練習がまた、明細書を訳すだけでなく、きちんと意味の通る文章に仕上げなくてはならない翻訳の仕事にも繋がります。

おわり

今日はここまで!

本はこの後、アウトプットの具体的な方法について書いてあります。また隙間時間に読みたいと思います。

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